デザインを手掛けたオランダ人アーティスト Parraへの独占インタビューも実施
2020年2月に〈
Nike SB（ナイキ SB）〉が発表した「2020年東京オリンピック」におけるアメリカ/ブラジル/フランス代表スケートボードチームの公式キット。オランダ人アーティストの Piet Parra（パイエット・パラ）が手掛けたことで話題を集めたが、ここにきて日本代表のユニフォームがお披露目された。
今回展開されるキットでは既に発表されている3ヵ国同様、日本を象徴する風景に着想。Tシャツ全体に施されている富士山を彷彿とさせるグラフィックは鮮やかなカラーで色付けられ、ウェアの左裾部分には鶴のイラストを立体的にあしらっている。さらに胸元には日本国旗を、袖部分には“JPN”を配置。ボディには、吸湿性のある糸を使用したメッシュ素材を用いている。
堀米雄斗は「新しい代表ウェアは日本がデザインに象徴されていて、すごくかっこいいデザインだと思います。日本代表ウェアを初めて着るのですが、このウェアを着て、今年の夏の大会で滑れるのが楽しみです。Nike SB x Parraのジャージは、着心地が凄く良くて、スケートをして汗をかいてもすぐ乾く素材になっているので、すごく滑りやすいと思います。この夏は、世界のスケーター達がみんな集まるので、みんなの滑りを見てほしいし、自分の滑りにも注目して欲しいです」とコメントした。
本キットは一部の〈Nike SB〉取扱店で7月17日（土）より先行販売を開始。その後、『SNKRS』、〈Nike〉公式オンラインストアおよび一部取扱店で7月20日（火）より順次販売予定となっている。価格は12,100円（税込）。「2020年東京オリンピック」の開幕に向け、是非とも1着ゲットしておきたいところ。
最後に『HYPEBEAST』では、日本代表のユニフォーム公開にあたって、Parraへのミニインタビューを実施したので、そちらをご紹介したい。
HYPEBEAST：今回 Nike SBのキット製作の依頼を受けて、どのように思いましたか？
Parra：スケートカルチャーの中のたくさんの物凄く才能のあるアーティストの中から、私がNike SBとコラボレートできたのは大変光栄に思っています！
キットを製作するにあたってこだわったポイントは？
国そのものや国旗の色を大切に表現しました。私としては、それらを補う色を付け足すことを心がけました。これによって、国旗の雰囲気を残しながらも、その国の風景や都市の中に見られる自然の色をつけて足せているのではないかと思います。
グラフィックのインスピレーションソースを教えてください。
ボードに描かれたグラフィック、雑誌に掲載された記事や広告、アパレルに描かれたカラフルなグラフィックなど、初期の頃からアートはスケートボードの文化の中で大きな役割を果たしてきました。ミニマルなグラフィックのものから全面的にグラフィックアートを施したものまで、さまざまな選択肢の中から好きなものが選べるという本キットのコンセプトは、スケートボーダーの個性を反映していると思います。
スケートボードがオリンピック競技になって初めての大会ですが、以前スケートボーダーとしてプロを目指していたParraさんはどのように感じていますか？
スケートボーディングが競技となることについては、スケートコミュニティの中でも意見が別れていますが、Nike SBのチームの“実際にスケートをする”、そして“カルチャーを理解する”ことによって今回の企画が実現できていることをとても嬉しく思っています。
